有料占い

有料占いについて

有料占いの利点

有料占いのイメージ

一般的に、インターネットでは無料占いが人気のようですが、無料で利用できる占いに対し、料金の支払が必要な有料占いも数多くあり、人々に愛されています。占い師もボランティアでやっているわけではありませんので、個別に本格的な鑑定を依頼するとなると、どうしても有料になってしまうのが実情です。雑誌やウェブサイトに掲載されているような12星座の占いなどのように、多くの読者をまとめて占う「1対多」の占いでなければ、無料で提供することは難しいと考えられます。自分だけの状況や悩みを占い師に説明して、それを個別に鑑定してもらうような占いでは、やはり自分だけのために占い師が時間と労力を割く以上、有料になるのが自然な流れなのです。

占いの形態や占術や占い師によっても異なりますが、実は有料の占いと言ってもそれほど高額な費用がかかるわけではありません。自分で生計を立てている大人の女性であれば気にならない程度の金額で、ちょっとしたディナーや飲み会と同程度の金額です。

費用のかからない占いと有料占いの一番大きな違いは、占いの結果が用意されているのではなく、自分のためにその場で作られて語られるということにあります。例えば、雑誌などの星占いでは、あらかじめ占い師が各星座の運勢を占っておいたものを、読者が自分の星座にあったものを選択するだけのものです。同じ乙女座の読者は、全員が同じ占い結果を読むことになります。一方で有料占いでは、占い師が語る占い結果はあなただけのものです。複数の人が同じ占い結果を受けることは基本的にありません。あなたの知りたいことを占い師が聞き、あなた特有の状況に応じて、占い師があなただけに向けて言葉を紡ぎ出すのが有料占いなのです。

無論、これは有料か無料かの本質的な分類ではありません。有料でなくても、あなたのためだけに占ってくれる占い師がいるかもしれませんし、有料の占いの中にも、あらかじめ用意された結果を伝えるだけの低品質な占いがあるかもしれません。しかし一般的に「有料占い」と言えば、占い師と占われる人の関係が「1対多」ではなく、「1対1」の関係になる占いサービスになります。占い師があなたのためだけに占いをしてくれること、これが有料占いの最も大きな特徴であり利点だと言えます。

これはビジネス的に考えてみても当然のことです。無料の占いであっても、占い師は必ずギャラを貰って仕事をしています。例えば、雑誌であれば出版社が、テレビの占いであればテレビ局が占い師のギャラを支払っています。そして実際にはその費用は広告費などで賄われています。これは読者や視聴者といった多数に向けての占いだから成り立つビジネスモデルなのです。1対1の占いでは、特別なケースを除いて、このようなビジネスモデルは成り立ちません。あなたのためだけに占い師が占いを行う以上、その費用をあなたが負担せざるを得ないのです。

無料占いと有料占いの使い分け

有料占いの料金のイメージ

それでは、私たちは無料の占いと有料の占いをどのように使い分ければ良いのでしょうか。無料占いと有料占いは、どちらか一方が優れていて、どちらが劣っているという類のものではありません。手軽な無料占いも、本格的な有料占いも、どちらも同じように私たちの人生を豊かにしてくれる素晴らしいものです。

まず、日常的な運勢を占うには、やはりコストパフォーマンスの面から無料の占いが適切な選択と言えるでしょう。裕福な生活をしている人の中には、かかりつけの占い師や霊能者といった存在に、日々アドバイスを仰いでいる方もいらっしゃるそうですが、それは少数派です。日々の大まかな運勢を占い、一喜一憂したり、行動の参考にしたりするには、やはり無料の占いが適切です。クオリティを求めるのであれば、タロットカードなどを学んで、自分で日々タロット占いをしてみるのも良いでしょう。

そして、生活の中で転機となる判断を占ったり、大切なイベントや記念日の運勢を占ったりするには、やはり有料の占いで詳しく鑑定してもらうのが良いでしょう。例えば、今お付き合いをしている相手と結婚をするべきかどうかを占ったり、予定している旅行先での運勢や注意するべき点を占ったりするには、1対多の無料占いでは詳しく占うことができません。また、月に1回のようにペースを決めて、有料の占いを楽しむ人もいらっしゃるようです。

このように、無料の占いと有料の占いをうまく使い分け、占いを上手に生活に取り入れると、豊かで実りある人生を送ることができるでしょう。無料の占いが有料の占いより劣っているわけではありませんし、占いにお金を使うことも無駄なことではないのです。両者を上手に使い分けて、上手に占いを活用するとよいでしょう。